今年の1月20日より愛知県弥富市でシェアハウス事業を行っていることはfacebookやtwitter、地域へのビラの配布等によって周知されつつあるが、最初の試練に入居が始まって早々、当たることになった。
それは入居開始してから2週間ほど経った時に来た1通のメールだった。
「3月5日をもって退去したいと思っています云々・・・」
あまりの早い決断に面食らったが、改めて他人が同じ屋根の下で生活することの難しさを感じた。
日本の3大都市でシェアハウスが増えてきているが、実態はどうなんだろうか。一般論で述べることはとても出来ないにせよ、他人がキッチン、リビング、風呂、トイレを共有する中で価値観の違いからイライラが募っていき、突如出ていってしまう。このようなケースがどのシェアハウスにも多かれ少なかれあることがSNSやブログといった情報から読み取れる。
お互いが妥協をし、話し合い、解決しながら理解しあう・・・
理想ではそうかもしれないが、少々楽観的すぎるかもしれない。実際には話し合うのではなく、自然と距離が出来、会話も無くなり、意識・無意識で避けるようになる。その後は我慢比べではないが、どちらかが出ていくことになる。
そういう意味では初めのメンバーは今後、どのような人たちが集まるかという点から非常に重要だと実感している。始めのメンバーで残った方を軸に、シェアハウス全体の価値観が決まっていくように思う。最初の入居メンバーがあたかも山のボス猿の如く君臨し、入居者同士序列が決まることは無いにせよ、新たに入居をしてきた方は、自分が入居する前までに出来上がっている「空気」を感じ取り、自分の価値観とシンクロするのかどうかを日々の生活で確かめていく。
上記で述べた、云わば僕の仮説が正しかったとすれば、老若男女、多様な方が交わり・・・という最初の理念は覆されてしまうのか??それともそうではないのか??
これは今後、シェアハウスを運営していく中で、自分が見つけ出すしかない答えだ。
今後も推移を見守っていきたいと思っている。
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